○説明員(中島二郎君) 七月中旬ごろ金大中氏の所在を確認してくれという依頼が佐藤と名のる人物からありまして、これを引き受けて依頼主の指定した立ち回り予想先の原田マンションに対して、個人タクシーを雇って数回、張り込みを行なっております。
○中島説明員 この探偵社が電話帳に載っていないとか、あるいは広告をしていないとかいうことについては、ただいま私は承知をいたしておりません。佐藤というのがどういう経緯でこの探偵社に依頼をしたかということにつきましては、この探偵社の話によりますと、自分の身元であるとか電話番号などを明らかにせずに、先方からのいわば一方通行的な連絡で依頼をしてきたようでありまして、その時点では佐藤という者の素性についてよくわからなかった
○中島説明員 東京のある私立探偵社がことしの七月中旬ごろ、佐藤と名のる人物から依頼をされまして、金大中氏の所在確認につとめましたが、所在がわからないまま七月末に契約を解除され、その後金大中事件の発生を見まして、びっくりして警察にこの事実を通報し、協力したという話を聞いております。その私立探偵社を経営している人が元自衛隊員であり、またすでに六月下旬に辞表を出し、やめる前の休暇期間中の自衛隊の人が手伝いをしたという
○説明員(中島二郎君) ただいま外務省のほうからお答えがありましたように、私どもといたしましても、捜査の観点から申しますれば、任意性の保証された状況下において取り調べをすることが——取り調べというか、事情を聞くことが必要でございますので、ぜひとも金大中氏の再来日を得て、事情を聴取したいという考えを貫いてまいりたいと思います。
○説明員(中島二郎君) 私どものほうからそういう要望をいたしたことはございません。現在のところ、そういう希望は持っておりません。
○説明員(中島二郎君) 捜査資料の内容は十七日現在の捜査状況ということで、特別捜査本部がいつ設置されて、以来捜査員何名が捜査に従事をしているということ、それから捜査状況として金大中が家に帰るときに使用した容疑車両の捜査の状況、これについては金大中が家に帰る状況を目撃した者は現在まであらわれていない。特異な車両も発見できていないということでございます。それから金大中、金敬仁、梁一東に対する調査につきましては
○説明員(中島二郎君) 指紋の点につきましては、いまお話のございましたように、金大中氏が押し込められた部屋に遺留してあった指紋の一部と、金東雲書記官の捜査の過程で入手した指紋とが完全に一致いたしますので、目撃者の証言等もあって、金東雲書記官の容疑につきましては、私ども強い自信を持っておるわけでございます。今回、韓国側の捜査の中間発表があったわけでございますが、その指紋の点につきましては何ら触れておりませんし
○説明員(中島二郎君) 金東雲書記官の容疑の点につきましては、すでに御承知のとおりであろうかと思いますので省略いたしますが、劉副領事の車の点につきましては、劉副領事の持っておる車のナンバーが品川五五−も−二〇七七というナンバーでございまして、事件当日、ホテルの駐車場にいた車の中に下四けたが二〇七七の車があったということで、関係があるのではないかということが言われるわけでございますが、二〇七七の車につきましては
○説明員(中島二郎君) 李秉禧長官が日本に参っておった、どういうことで参っておったのか存じませんが、参っておったということは存じておりますけれども、私どもとしては接触いたしておりません。
○中島説明員 第一点の、外事課員が現場に到着いたしましたのは二時五十分でございます。あるいは山本局長が見誤ったのかもしれませんが、二時五十分ごろということになっております。 それから第二点の、犯行時刻が一時三十分ごろかどうかということでございますが、お話のございましたように、韓国側からの金大中氏の供述要旨によりますと、その点があるいは午後一時ごろではないかというようにも読み取れるわけでございますが
○中島説明員 いまお話のありましたように、一一〇番が趙活俊氏からありましたのは、事件発生が午後一時三十分ごろと思われますので、約一時間十分経過しておるわけでございまして、いかにもおそいという感じがするわけでございます。なぜおくれたかということにつきましては、趙活俊氏が関係人に十分に問いただしておるというわけではございませんので、私どもとしてもよくわからない点があるわけでございますが、おそらくそれぞれの
○中島説明員 私どもの捜査の現状といたしましては、御承知のようにいろいろな制約があるわけでございますが、その制約の中において最善を尽くしてまいるつもりでございまして、時期が相当かかろうとも、その実態を何とか究明いたしたい、かように考えて努力いたしておるわけでございます。
○説明員(中島二郎君) 安潤璟氏につきましては、具体的な容疑情報がございませんが、金大中氏が、犯人たちがアンの家に行けと言ったという話があるわけでございますので、そのアンの家との関係があるかどうかを調べている、こういう段階でございます。
○説明員(中島二郎君) いまお話のありましたとおり、金東雲氏の任意出頭方を繰り返し外務省から要求をしていただきたいと、かように考えております。
○中島説明員 お話にございました、八月四日に金公使と梁一東氏が会ったという件につきましては、質問のありました当時、質問者がそういう事実を知らなかったということでございまして、すでに概要を承知いたしております。 それから、金在権公使が現場に参りました事情につきましては、八月九日に金公使から警察の捜査に協力したいということで事情説明の申し入れがございましたので、捜査本部の幹部が事情説明を受けて、どういうことで
○説明員(中島二郎君) 私どもといたしましては、本件がいろいろ政治的な事情がからんでいるというようにも思われますので、警察といたしましては事実を客観的に究明する、できるだけ早く事実を究明するということを基本といたしておりまして、特に憶測を慎み、厳正な立場で捜査をするという、そういう方針で当初から臨んでおります。
○説明員(中島二郎君) 目撃者や証人が十日ぐらいたってから出てきたというお話でございますが、私どもといたしましては、捜査の当初から現場を中心に目撃者、証人がいるかどうかという点について鋭意捜査をいたしているわけでございまして、中には、たとえば地下駐車場の向かいで車の出入りを見ております者が事件の直後に休暇をとって相当休んでからまた出勤をした、その後に事情を聞いたところ、地下駐車場の本人の知っている状況
○説明員(中島二郎君) 連絡を受けました捜査状況につきましては、車両捜査、押収物についての鑑定、上陸後の犯人の足取り捜査の点につきましては捜査を継続しておると、あるいは鑑定に役立つ反応が検出されないとか、鑑定が不能であるとかいうようなことでございまして、捜査に直接役立つものはございません。ただ、船舶の捜査につきましては、これも現在まで関係のある動向は出ていないということでありますが、きわめて詳しく船舶
○中島説明員 私どもといたしましては、韓国側が引き続き未回答の部分について早い時期に回答を寄せることを期待いたしておるわけでございますが、外務省を通じてその回答を促進するように要請をいたしたいと思います。
○中島説明員 私どもといたしましては、十項目について回答を要求いたしているわけでございまして、今回の回答であと回答がないということではないと思います。引き続き回答が寄せられることを期待いたしております。
○中島説明員 この韓国側の資料は、ただいまお話のありましたとおりでございまして、車両の捜査、押収物についての鑑定、上陸後の犯人の足取りの捜査の点につきましては、結果が出ていない、なお捜査中であるということでありまして、したがいまして、私どもの捜査には参考にはなりません。今後の韓国側の捜査の進展を期待いたしたいと思います。 なお、船舶の捜査につきましては、大阪及び神戸港とその付近から八日、九日にかけて
○説明員(中島二郎君) 現在、日本の警察といたしまして行なっております捜査は、一つは金大中氏を移送したであろう船舶を割り出すということが一つでございまして、金大中氏の韓国における発言内容に基づきまして、事件発生の日の八月八日の午前十二時から翌日の午後十二時までの間、韓国向けに出航した船三十五そうをリストアップいたしまして、全国の府県に、この三十五そうを中心に、金大中氏を移送した船舶の割り出し捜査を指示
○説明員(中島二郎君) 私のほうといたしましては、現在までの捜査によって判明している事項の概要を連絡してもらいたいということで連絡方を依頼をいたしたわけでございまして、特に捜査が相当進んでいるであろうとかいうようなことを、進んでいるのかいないのか、その点を考えて連絡方を依頼したものではございません。
○説明員(中島二郎君) 韓国側といたしましては、いろいろと捜査経過について逐次連絡があったわけでございますが、御承知のように、最近は特に連絡すべき事項がないということを連絡するにとどまっておるわけでございます。いままでの捜査経過の連絡の中におきましても、金大中氏や梁一東氏を調べたり、金敬仁氏を調べたりいたしておるようでございますし、あるいは出入国等について係官を派遣して捜査をしたりいたしておりますので
○中島説明員 現在までのところ韓国のCIAと思われる者が日本において違法行為を行なったということを私ども承知いたしておりません。したがって、警告を発した事実はございません。
○中島説明員 今回の事件につきましては、いろいろなうわさといいますか憶測がなされておるようでございますが、いろいろ複雑な背景のある事件のように思われますので、それだけに警察といたしましては客観的に事実を究明するということを第一義として、基本的な方針として捜査に当たってまいっておるわけでございます。 ただいまお尋ねの第一の、従業員等について十分調べを当初していなかったんじゃないかというお尋ねでございますが
○説明員(中島二郎君) 福井県警察におきましては、そういう事案があったということを認知いたしましたので、被害者から被害状況を聞くなどいたしておったわけでございますが、五月の二十二日に法務省名古屋入国管理事務所長から告発状の提出もございまして、参考人の調べなどもできましたところで、五月二十七日の朝、朝鮮総連福井県本部事務所、それから鄭秀男、洪年男、孫槿方の計四カ所に対して捜索を実施いたしております。
○説明員(中島二郎君) 本件は、入管の職員に対します朝鮮総連福井県本部の者による事件でございまして、五月十日午前十時ごろから、朝鮮総連福井県本部では出入国法案反対の自動車パレードを実施いたしたわけでございますが、この状況を見るために、渡辺という入国警備官が、朝鮮総連福井県本部前の歩道上でパレードに先立って朝鮮語による街頭演説が行なわれていたのを携帯録音機で収録をいたしておったわけでございます。そこへ
○説明員(中島二郎君) いろいろな問題があろうかと思いますが、問題が社会的に及ぼす影響の大きな問題等につきましては、一般的に県警察で慎重に検討をして事件に着手するということが一般的に行なわれております。
○説明員(中島二郎君) ただいまお話のございましたような、署から月例報告で報告したところ、本部側が署の意向と違ったかのごときかっこうで本件を事件にしたという点につきましては、月例報告を求めるというようなことも福岡県警察では行なっておらないようでございますし、本部と署との間で意思にそごがあるというようなことは私ども承っておりません。本件は、先ほど御説明いたしましたように、学校管理規則が適法に改正されまして
○説明員(中島二郎君) この事件は、福岡県教職員組合の闘争の一環とも思われますが、福岡県教員組合では本年の二月一日に県の教育長が福岡県立学校管理規則の一部を改正し、職員会議を校長の諮問機関と位置づけたこと、及び通達を出しまして校務分掌の決定を県立学校管理規則十二条に基づいて規定どおり校長がみずからの責任において決定せよと指示いたしましたことなどに反発をいたしまして反対闘争をいたしておったわけでございますが
○中島説明員 ただいま越谷の件についてお尋ねがございましたが、密入国事件の容疑がある事案がございまして、それに関連をいたしまして、捜査の必要上、外国人登録証の写しを要求したものであると聞いておりますが、いまお話しがありましたように、すべての、という点につきましては、県警に事情を聞きますと、しぼることがむずかしかったのでそうしたということでございますが、そういう点については、事案の性質をよく検討いたしまして
○中島説明員 ビラの点につきましては、水上町や観光協会が日教組大会の返上を決定いたしました五月十五日までの間には、百五十枚のビラが全愛会議の名儀で張られております。その後、決定以後におきましては、約一万五千枚のビラが配布ないし貼付されております。ただいま御説明いたしましたように、これらのうち三件のビラにつきまして、五月二十八日に日教組、六月一日に社会党のほうから、名誉棄損、誣告罪で告訴されております
○中島説明員 盗聴器につきましては、前の機会に私のほうの局長からお答えいたしましたとおり、情報活動には使用しないということでやっておりますし、その趣旨は徹底いたしておると考えております。
○中島説明員 オダンタラの調べの過程で名前の出てまいりましたソ連人は、いまお話のありましたセドフとソロビェフの二人でございます。セドフは三十九年に通商代表部員でありましたが、同年八月二十七日に日本を去っております。その後ソロビエフがかわって本人と関係を持っておるわけでございますが、ソロビエフは現在も通商代表部員でございます。
○中島説明員 ただいまインドネシアの元留学生マデ・オダンタラを逮捕、取り調べ中でございますが、窃盗の点につきましては、信越ポリマー株式会社所有の秘扱いになっておりますエンゲルプロセス・ノーハウ・ブック外四点を窃取したという疑いで逮捕いたしております。会社側の被害届けにつきましては、この当時の値打ちとして約三百五十万円ということを申しているように聞いております。